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N0-11 金銅製透彫冠帽
江田船山古墳からは、多くの装身具も発見されました。国宝に指定されている「金銅製透彫冠帽」も、その一つです。 冠帽は、透かし彫りした金銅製の板を使って作られています。透かし彫りは、絡み合った2頭の龍を中央に置き、炎をモチーフにした火焔文が囲むようなデザイン。片側には龍のしっぽのように蛇行した飾り 金具があり、先端には半球形をした装飾も付いています。また、「歩揺」といわれる飾りも部分的に残り、当時のきらびやかな姿が想像できます。優れた加工技術を持っていたことにも驚かされる副葬品です。 歴史民俗資料館では、レプリカを展示しています。