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N0-12 金銅飾覆
江田船山古墳から出土した国宝の「金銅製沓」は、実用品ではなく儀礼用として作られたものと考えられます。沓の長さは左右とも32センチ以上。 3枚の金銅製の板が使われ、底板と側面の板は、つま先とかかとの部分が鋲で留められています。表面は全体に正六角形の亀甲文様が施され、よく見ると「歩揺」といわれる小さな飾りが付いていたことも分 かります。また、底板にはスパイクのような9本の突起も見られます。 歴史民俗資料館では、レプリカを展示。ほぼ原形を留めた状態で発見された点でも、貴重な歴史資料の一つです。