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N0-10 銀象嵌銘大刀
江田船山古墳から出土した副葬品の中でも、日本の古代史をひも解く上で、とても貴重な資料といわれるのが国宝の「銀象嵌銘大刀」です。
現存の長さ約90センチ、幅4センチ、厚さ0.8センチの大刀の背の部分に、75文字の銘文が刻まれています。文字は漢語だけでなく、日本で最も早い時代の大和言葉が含まれ、人の名前や役職なども記さ
れた記録的文章となっています。
また、刀身には銀象嵌で描かれたペガサス、鳥、魚などの文様があり、高い技術を持っていたことがうかがえます。
歴史民俗資料館に展示しているレプリカでは、解釈付きの銘文やペガサスなどの文様を間近で確認することができます。