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N0-7 旧境家住宅
玉名郡玉東町から「肥後民家村」に移築された旧境家住宅。 建てられたのは江戸時代後期の文政13年、1830年で、国指定の重要文化財です。 広い土間がある一軒の家に見えますが、実は土間の建物と、部屋がある建物が並んで建つ「二棟造り」。2つの建物の軒先が接する土間側には雨樋が通っています。茅葺き屋根が「クド型」と呼ばれるコの字型に つながっているなど、熊本県北部地方の代表的な民家の特徴がよく残る建物です。また、柱から離して土壁が造られているうえ、外壁に傾斜をつけるという珍しい手法も見られます。 農作業や炊事をしていた土間に面して3つの部屋が並ぶ開放的な造り。展示している玉名地方の生活用具や農具などからも、当時の暮らしぶりを感じることができます。