now loading

N0-16 田中城跡
別名・和仁城とも呼ばれていた田中城。戦国時代に一帯を支配していた肥後国衆の一人、和仁氏の居城だった山城です。 豊臣秀吉の九州平定後、肥後は佐々成政に与えられました。しかし、成政の強引な政策に反発し、天正15年、1587年、肥後国衆一揆が起こりました。その最後の拠点の一つとなったのが田中城です。 秀吉が送った1万の大軍に対して、約900の兵が約2ヶ月立てこもり、抗戦したと伝えられます。当時の戦いを記した陣取図が残されており、城の様子や秀吉軍の戦での取り決めなどが分かります。 戦国時代の歴史を物語る城跡は現在、国の史跡に指定。眺めのいい本丸跡や復元された城門、ツゲの植栽で示された建物跡、空堀などを見ながら散策が楽しめます。