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N0-21 金栗四三専用の学校部屋
金栗四三が高等小学校を卒業するまでの 8 年間の思い出を残している学校部屋です。 玄関の土間の横にある学校部屋では、表向きの格子戸に沿って机を置いていました。 家族みんなが「学校部屋」と呼ぶこの部屋は、2 帖ほどの広さで、毎日学校から帰ると声を張り上げて読み方(朗読)をしていました。
高等小学校では、陣取りごっこや鉢巻き取りで友人と一緒に転げまわったり、ウナギやナマズ釣りに夢中になったり、近くの田んぼで泥んこになったりと、体を動かして遊んでいましたが、家では自分に期待をかけてくれる厳格な兄・実次の想いに応えたい一心で勉学に励んでいました。
この場所で勉学に励んだことが、のちに玉名中学、東京高等師範学校へと進学する礎となりました。