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日本の「麺文化」音声ガイド
N0-13 そば切り
そば切り

 ソバは古くから世界各国で栽培されており、そば料理も様々あります。ヨーロッパでは今日でも伝統食材の一つとしてソバが利用されていて、多彩なそば料理があります。
 東欧諸国やロシアなどで一般的なのが「カーシャ」と呼ばれるそば米を使った料理。またイタリアでは、そば粉料理「ピッツォッケリ」と呼ばれるパスタ、フランスではクレープやガレットとして食べられています。
 ソバを「そば切り」にして麺で食べるのは日本独自の文化で、およそ300年前の江戸(現在のTOKYO)で、手軽に素早く食べられること、健康にも良いことが好まれ日本の食文化の一つになっています。
 「そば切り」とは、そば粉と小麦粉と水を素早く混ぜ合わせたものを、薄く延ばしてから切り、麺線状にすることです。そば粉100%で作られた「そば」を『十割そば』または『生粉打ち』と呼びます。そば粉80%小麦粉20%で作られた「そば」を『二八そば』と呼び、喉ごしがよく食べやすいと言われています。