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N0-22 金栗四三生家前の井戸
金栗四三は、「誰よりも丈夫な体になるんだ!」という思いで冷水浴を行っていました。 この風邪の予防法は、旧制玉名中学時代に、漢文の先生から教わったものです。予防法を教わった翌日早朝から寄宿舎のお風呂場に向かい、素っ裸で井戸水を頭からかぶっていたそうですが、何杯かぶればよいのか分からずに、寒さに耐えながら 15、6 杯かぶりました。
初日から水をかぶりすぎたため、高熱が出てしまい、風邪で 2 日間学校を休んでしまったそうです。
週末、農業を手伝うために寄宿舎から実家に帰ってきたときは、毎日欠かさずに家の前にある井戸で冷水浴をしていたのではないでしょうか。四三の朝の冷水浴は、半世紀以上も続きました。
この井戸の左側の壁には、文政 11 年という江戸時代の和暦が刻まれています。